Müggelturm/ミュッゲル・トゥルム、「ミュッゲル塔」

 (この記事は2015年10月25日にべるりんねっと789のコラムに掲載されたものです)

ずっと雨模様がつづいていたベルリン。ようやく青空が広がったので、紅葉を見に。
すこし遠出して、Köpenick/ケーペニックまで出かけることに。

DSCN3914_s

電車に乗って。

DSCN3918_s

車窓を流れる景色を眺め、せっかく出かけても、みんな落葉してしまっているのではないかと案じながら。

DSCN3919_s

ケーペニック駅からはバスに乗って。

DSCN3922_s

同じバス停で降りる人はけっこういた。

DSC_0010_s

目指すは、ケーペニックの森の中の、Müggelberg/ミュッゲルベルクという名の88mほどの小高い丘のうえに建つ、Müggelturm/ミュッゲル・トゥルム、「ミュッゲル塔」という名の展望台。
ミュッゲルゼー湖(「ミュッゲルゼー」は湖の名前)まで出かけるなら、ここに行かなきゃと、 ケーペニックの森を眼下に見渡せカンドーものだと、友人が勧めてくれたのだった。

DSC_0012_s

森の真ん中にあるというその塔、迷わずたどり着けるか心配したが、バスを降りて森に入口に立つと、この先だと門が歓迎してくれた。

DSC_0013_s

門をくぐって、奥へと進む。

DSC_0016_s

どんどん進む。

DSC_0018_s

途中で「悪魔の湖」なるため池に出くわし、白鳥がくつろいでいたりする。

DSC_0021_s

途中から始まる階段を上る。
どんどん、どんどん上ってゆくと、ヘロヘロになる頃に…。

241015turm_s

いきなり視界が開け、白いタワーが見えてくる。
これが「ミュッゲル塔」。

241015turm2_s

なんだかワンルームマンション、縦に積み上げました~といった感じ。
東独時代に建てられた、当時は押しも押されぬ人気の観光名所だったらしい。
入場料、大人2ユーロ。  …この安さ。ということは、中にエレベーターはないだろう。
自力で階段を上がって行かなければならないのだろう…。
と思いながら、入口に到着。

DSC_0029_s

見上げると、おぉ…。

このあとは、階段を上る。
各階、アパートの窓のようだが、窓を開けることはできない。
ガラスが曇っているので曖昧な景色しか見渡せない。
なので上を目指してまた階段を上る。
どんどん上る。
ヘロヘロ…になったところで
ようやく最上階に。
おお…。

そこにはミュッゲルゼーの森が広がっていた。
この階だけはガラスが入っていないから、自然のままで見渡せる。
風が吹いて心地よい。

DSC_0063_s

DSC_0034_s

DSC_0038_s

DSC_0041_s

DSC_0060_s

DSC_0050_s

【途中ですがいきなり追記】
上記の画像をネット上に公開したところ、ドイツ映画字幕翻訳家の吉川美奈子さんから、26年前の同じころ(1989年10月…壁崩壊の前月ですよこれ!)にこの地を訪れたことがあるとご連絡を頂いた。
そしてなんと、まったく同じアングルで撮った写真が出てきたのでした! …これはゾクッとするほどすごい(コワい?)。
そこで吉川さんのお撮りになったお写真と並べてみましょう~。
吉川美奈子さんのお写真を拝借しました。このことは吉川さんのブログ「ほにゃく犬の字幕ほにゃく日記」にも掲載されています。
大変面白い内容なのでぜひご訪問を~!

まずは縦に。
上は吉川さんのお写真(1989年10月16日撮影)
下は六草の写真(2015年10月24日撮影)

Mueggel2015 1989tate800

 

そして横に。
左は吉川さんのお写真(1989年10月16日撮影)。右は
六草の写真(2015年10月24日撮影)。

Mueggel2015 1989yoko800

26年もの時を超えて…ベルリンの壁の崩壊や東西ドイツが再統一、激動の時代をすごし、ベルリンの町はどんどん変化を遂げていったのに、何も変わらない景色が残っていたとは…。ただただ感動。

さてケーペニックの森の景色の続きに戻ります。

DSC_0052_s

DSC_0048_s

360度、どこを見ても青空と湖と川と森と、そして紅葉。
ミュッゲル湖のほうの景色をつなげるとこんな感じ。

241015Panorama_s

大いに感動してから、塔の階段を下りた。

階段の途中に貼ってあった案内板。
昔はこのような塔が建っていた。

241015TurmAlt_s

第二次世界大戦時の空爆で壊滅し、70年代になってから現在の塔が建てられたそうだ。
ちょうど塔の周辺を改築していて、おしゃれなカフェができるらしい。

そして森の階段を下りて行った。
途中で森のあちらこちらの見つかるマーラーの世界

DSC_0095_s

DSC_0071_s

DSC_0079_s

森を出ると、通りの向こう側にミュッゲル湖。
湖の景色も楽しみ、湖畔のカフェでお茶を頂き、夕暮れのころに家路についた。

DSC_0101_s

DSC_0103_s

DSC_0106_s

DSC_0114_s

DSC_0115_s

DSC_0119_s

DSC_0098_s

もうツルも見に行ったし…という方は、ケーペニック散策をお勧め。
ミュッゲル塔へは、いろいろな方法で行くことができるが、ベルリン市交通局BVGを利用するなら、SバーンKöpenick/ケーペニック駅から、バス X69番Richtung Alt-Müggelheim/アルト・ミュッゲルハイム方面に乗り、バス停Rübezahl/リューベツァールで下車して森の中へ入って行くのがシンプ ル。
そのほか、ケーペニックの旧市街Alt – Köpenick/アルト・ケーペニックも、旧建築が建ち並び、古い教会や役所やお城など、見どころ満載。この界隈のことはまたいずれ。